法律擬人化入門・商法編



かつての大法典、商法さんのお家事情の始まりですw
お手元に六法を置いて読んでいただけると幸いです(*'▽')


お手元の六法を確認いただきたいのですが、バッサリいっています…。
会社法の独立に関しては担当者の方のさわやかな逆切れがもう印象に残りすぎて素敵でしたw
それまでの条文構造がガラッと変わったことにより、会社法の独立には大混乱が発生しました。
※商法さん自身も少しは変更がありました。
そのこともあり、民法第3編「債権」の改正にも影響を及ぼしたといわれています。どんな形で仕上がるのがドキドキです


旧商法は民法と同じく、日本の実情に合わないのではないかという『商法典論争』が起きました。
そこで、緊急措置として会社法、手形法、破産法が旧商法典から分離・先行施行されました。
その後、ドイツ商法を基礎とする新たな商法典が作成されました。
その関係で、商法は民事訴訟法と異なり、最初から独立した法の集合体のような感じで描いています。
なお、会社法さんの独立に際し吸収された代表的な法は『株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律』です。


会社法に続いて保険法も「商売が特殊だから」という理由で独立となりました。
こうしてかつての大法典、商法はやせ細っていったのです…。
(といってもうちの商法さんは私の画力の所為で元からがりがりですけど…。
 同様に会社法さんはがっちりさせようとしたのにふくふくしておられる…;)
保険法は保険レディーに対抗してホストっぽくしてみましたがこれも私の画力(ry


手形法、小切手法は現在ではだいぶ古びた決済方法になってしまっていて、廃止論がずっと出ています。
ですが、詐欺被害の拡大による銀行振り込みの上限の制約など、様々な観点から使い続ける方もいて、存続している状態です。
この方たちは昭和初期に、条約締結により一足先に商法典から独立しています。
有名な判例もありますので、廃止される前に(え)また個別に描いていきたいと思っています。

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